ベトナム語挨拶フレーズ20選！新しい友達と交流しよう Part.2

2023.11.16言語と教育

前回のブログ記事では、ベトナム語でよく使われる5つの挨拶フレーズについてご紹介しました。今回はその続きとして、更に5つのフレーズを取り上げて、コミュニケーションをより楽しいものにする手助けをしていきます。新しいフレーズを覚えて、ベトナムの素晴らしい文化をより深く理解しましょう！

6. おやすみ – “Chúc ngủ ngon”

夜の挨拶に使用される言葉は「おやすみ」という意味の「Chúc ngủ ngon」です。これは相手に安らかな夜を願う言葉で、親しみやすい印象を与えることができます。この挨拶は、家族のメンバーそれぞれに適切な人称代名詞を追加して「カスタマイズ」できます。たとえば、「おやすみ、お父さん/お母さん」（お父さん/お母さんに対して）や「おやすみ、おじいさん/おばあさん」（おじいさん/おばあさんに対して）、「おやすみ、ハニー」（妻/夫/恋人に対して）などです。ただし、ベトナムでは実際には「おやすみ」という言葉はほとんど使われません。その代わりに、母親が子供に「今何時だと思ってるの！？」や「明日学校に遅刻するつもりなの？」などと、ユーモラスな表現を使っています。

7. はじめまして – “Rất vui được gặp bạn”

初対面の相手に対する挨拶として、「Rất vui được gặp bạn」を使用します。これは「はじめまして」という意味で、相手と知り合えた喜びを表現するときに使います。ただし、ベトナム語の人称代名詞を状況に応じて適切に使用するには注意が必要です。例えば、「Rất vui được gặp anh」は男性に対して、「Rất vui được gặp chị」は女性に対して、そして「Rất vui được gặp em」は年下の方に対して使います。挨拶の際には笑顔を添えることで、相手との距離を縮める効果があります。

8．どういたしまして – “Không có gì “

「Không có gì 」という表現は、ベトナム語で相手の感謝に対して返す際の謙虚な表現です。このフレーズは、「どういたしまして」とか「どうぞどうぞ」と訳され、相手からの感謝に対して控えめな態度を示すことが、ベトナム文化では重要視されています。

ベトナム人はお互いにお世話になった際に謙遜を示すことを好む傾向があります。この表現は、相手からの感謝の言葉に対して、自分の行ったことが特別なことではないという謙虚な意味を含んでいます。ですので、相手が「Cảm ơn」と言ってくれたときに、「Không có gì」と返すことで、謙虚な気持ちを表現することができます。ぜひ、実際に使用してみてください。

9. お疲れ様 – “Vất vả quá rồi”

仕事仲間や友人に「お疲れ様」と伝える際には、「Vất vả quá rồi」を使用します。このフレーズは、相手の努力や頑張りに感謝の気持ちを示す表現であり、仕事環境で円滑なコミュニケーションを促進します。仕事終わりや活動の後に相手に使われ、その人の努力を称えるための表現としてよく用いられます。

そして、最後に「Nghỉ ngơi đi」とよく追加され、これは相手に「ゆっくり休んでね」という意味です。これらのフレーズは、日常的なコミュニケーションにおいて、お互いの労力や頑張りを認め合う重要な表現です。また、ベトナム語の人称代名詞は状況によって適切に使用する必要があります。例えば、”Anh/ Chị/ Bác/ Cô/ Chú/ Sếp đã vất vả quá rồi”が適切に使用されます。

10. 幸運を祈ります – “Chúc thuận buồm xuôi gió nhé”

新たな挑戦や未来の成功を祈る場面で使われる「Chúc thuận buồm xuôi gió nhé」ということわざは、相手に幸運を願う言葉です。特に大切な出発や新しいステップを踏む際に相応しいフレーズです。”thuận – xuôi”は同じ方向を向くという意味であり、”buồm – gió”はお互いに支え合う関係を表しています。帆が動くには風が必要です。船が目的地まで迅速かつ安全に航行するには、適切な風向きも必要です。

これらの挨拶フレーズを使って、ベトナムの文化や人々とのコミュニケーションを深めましょう。心からの言葉を伝えることで、友情や協力関係を築くことができます。