有限会社アイプランニングが日常生活から文化、言語、そして仕事関係と経済の動向まで、ベトナムに関するあらゆる側面についてのノウハウとお役立ち情報をお届けします!

ベトナムの絶品グルメ旅

2025.02.19観光と旅行

旅に出る理由は人それぞれですが、美味しい食べ物との出会いほどワクワクするものはありません。ベトナムは、アジア屈指の食文化を誇る国であり、地域ごとに異なる伝統料理が存在します。一皿ごとに深い歴史や独自の風味が詰まっており、その土地ならではの食材や調理法が楽しめます。

北部の洗練されたあっさり味、中部のスパイシーで個性的な宮廷料理、南部の甘みとハーブが際立つストリートフード――それぞれの地域で食文化が異なるのもベトナムの魅力のひとつです。また、フランスや中国、日本などの影響を受けながら独自の進化を遂げた料理も多く、食べ歩きをするだけでベトナムの歴史や文化に触れることができます。

今回は、そんなベトナム各地の絶品グルメを徹底解説!現地の人々に愛され続ける伝統の味を、一緒に旅しながら堪能してみませんか?

北部の洗練された味わい

フォー(Phở)

ベトナム料理の代名詞ともいえる「フォー」は、ハノイ発祥の料理です。米粉で作られたツルツルの麺と、牛骨や鶏ガラでじっくり煮込まれた澄んだスープが特徴です。19世紀末から20世紀初頭にかけて、フランス統治時代の影響を受けながら発展し、現在のスタイルに定着しました。具材は主に牛肉(フォーボー)や鶏肉(フォーガー)で、トッピングとしてハーブやライム、唐辛子を加えて味の変化を楽しめます。おすすめの店は、「Phở Bát Đàn」や「Phở Thìn」。

ブンチャー(Bún Chả)

炭火で焼いた豚肉と、米麺(ブン)を甘酸っぱいヌクマムベースのタレにつけて食べるハノイ名物。香ばしく焼き上げた豚バラ肉と肉団子が特徴で、新鮮なハーブや揚げ春巻きと一緒に食べることで、より豊かな風味が楽しめます。オバマ元大統領が訪れたことで世界的に有名になった「Bún Chả Hương Liên」は、観光客にも人気の一軒です。また、地元の人々に愛される小さな屋台でも、本場の味を楽しむことができます。

フエの宮廷料理

ブンボーフエ(Bún Bò Huế)

フエ王朝時代の宮廷料理の名残を色濃く残すピリ辛牛肉麺。レモングラスや唐辛子が効いた深い味わいが特徴で、宮廷料理らしく繊細な盛り付けも魅力です。ブン(米麺)はフォーよりも太く弾力があり、スープには牛骨や豚足を煮込んだ濃厚な出汁が使われます。ピリ辛の味付けが食欲をそそり、フエならではのスパイスが効いた味わいを楽しめます。

ホーチミンのストリートフード

バインミー(Bánh Mì)

フランス統治時代に持ち込まれたバゲットをベースに、ベトナム風にアレンジされたサンドイッチ。外はパリッと、中はふんわりしたパンに、パテやなます、香草、肉類(焼き豚、レバーペースト、卵など)を挟んでいます。ホーチミンでは「Bánh Mì Huynh Hoa」が有名で、行列ができるほどの人気です。

コムタム(Cơm Tấm)

コムタムは、砕けた米粒を無駄にせずに作られた、ホーチミンを代表する庶民的な料理です。焼き豚や目玉焼き、揚げシャロットがトッピングされ、甘辛いヌクマムソースがかけられています。サクサクしたシャロットと濃厚なソースが相まって、深い味わいを楽しめます。地元の人々だけでなく、観光客にも愛されているこの料理は、食べる際にピクルスやスープを添えて楽しむことが多いです。シンプルながらも多彩な味のバランスが絶妙で、誰でも満足できる一品です。

ホイアンのご当地グルメ

カオラウ(Cao Lầu)

カオラウは、ホイアンの特産料理で、特にその麺が特徴的です。ホイアン特有の井戸水で作られた弾力のある麺に、チャーシューや香草がトッピングされ、甘辛いタレで味付けされています。この料理は、16〜17世紀の貿易時代に日本や中国からの影響を受けながらも、ホイアンで独自に発展しました。カオラウの麺は、他のベトナムの麺料理とは異なり、しっかりとした食感と風味があり、タレとの相性が抜群です。地元の人々は、朝食や軽食としてよく食べ、観光客にも非常に人気があります。独特な風味と歴史を感じられるカオラウは、ホイアンを訪れた際には欠かせない一品です。

バインセオ&ネムルイ(Bánh Xèo & Nem Lụi)

ベトナム版お好み焼きとも言われるバインセオは、ターメリック入りの米粉生地をパリッと焼き上げ、豚肉、エビ、もやしを包んだ料理です。葉野菜と一緒にヌクチャム(甘酸っぱい魚醤ソース)につけて食べるのが特徴。ネムルイは、レモングラスの茎に巻きつけた豚ひき肉を炭火で焼いた串焼きで、香ばしさとジューシーな食感が絶妙です。

フーコック島のシーフード

バインカン・トムティット(Bánh Canh Tôm Tít)

フーコック島で人気の海鮮麺「バインカン・トムティット」は、モチモチのタピオカ麺に、甘みのあるトムティット(シャコ)をたっぷりのせた一杯です。スープは魚介の出汁が効いた濃厚な味わいで、レモングラスやヌクマムを加えることで深みのある風味に仕上がっています。特に新鮮なトムティットのプリプリした食感は、一度食べると忘れられない美味しさです。

ウニ焼き(Nhum Nướng)

フーコック島の名物ウニを炭火で焼き、ネギ油やピーナッツをかけて食べる贅沢な一品。濃厚な味わいが特徴で、カルシウムやミネラルが豊富な栄養満点の料理です。

まとめ

ベトナムのグルメは、地域ごとに異なる個性を持ち、歴史や文化の影響を色濃く反映しています。どの料理も長年にわたり愛され続け、旅行者にとっても新しい発見の連続となるでしょう。現地の屋台やレストランを巡り、ベトナムならではの美食体験を存分に楽しんでください!

一覧へ戻る

関連記事

ベトナムジャーナルTOP

Contact Us

コスト削減や人材不足にお悩みの企業様
東南アジア進出をご検討中の企業様
機械設計・機械製作についても
お気軽にご相談ください

pagetopへ

© AI Planning Co., Ltd.